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 病気発覚から今まで  〜病気との出会い編〜
私と腎臓病の出会いは、大学2年のとき初めて健康診断で引っかかった時からです。
その年の健康診断の尿検査で、初めて尿蛋白と尿潜血が陽性になった。しかし担当の先生の「今年初めてだったら、とりあえず様子見でいいんじゃないか」との言葉もあり、とりあえずシカト。

翌年の大学3年のときの健康診断でも、やはり尿検査で引っかかった。担当の先生も「去年も出てるし、一回病院で検査した方がいいね」と言ってくれていたが、健康診断は、異常なしで当たり前、自分に限って病気な訳ないと思っていた私は、そんな忠告も無視して、やっぱりシカト。
今思えば、このときにしっかり検査しておけばよかった。どんな病気も基本は早期発見。

そして、そんなことは忘れかけていた、さらに翌年の大学4年の夏、友人から「楽なのに時給がいい。」という市民プールの監視員のバイトに誘われ、バイトを始めた。実際やってみると、ほんとに楽なのに時給がいい。夏の間だけ期間限定だし、こりゃたくさん働かなくてはもったいないと思い、毎日のように市民プールに行っていた。
そしてバイトを始めて1ヶ月くらいたった頃、その日はちょっと風邪っぽくて体がだるい感じだったが、休んじゃもったいないと思って、がんばって働いていたとき、なんとトイレでコーラ色の真っ黒なおしっこが出てきた。さすがにビックリしたが、それも寝れば治ると思ってそのままにしておいた。
しかし、次の日も引き続きコーラ色のおしっこが出る。体がだるいのもあって、さすがに病院に行った。
病院では、なんと「即入院しなさい。」とのこと。何がなんだかわからず、とりあえず家族にだけ連絡して、言われるがままそのまま入院。ずっと炎天下の中、プールで働いていたためと思われるが、診断は脱水症状になっているとのことで、24時間点滴しっぱなしの入院生活になった。家族も突然のことでビックリしていたが、本人が一番ビックリした。

しばらく、点滴生活をしているうちに、だんだんおしっこの色も元に戻り、元気になってきた。もうそろそろ帰れるかと思っていたのだが、そんなに病院は甘くはなかった。
医者が言うには、「脱水症状はひとまず治ったのだが、あんなコーラ色の尿が出るということは、腎臓か膀胱か尿道になにか異常があるかもしれないから、精密検査をするべき」とのことだった。
ここでもまだ、まさか自分に限って病気になる訳はない、などと根拠のないおかしな考えを持っていた私は、もちろん精密検査を拒否。早く帰りたいとの旨を伝えたのだが、家族の「こんな風に入院して検査できるのも学生のうちだぞ。」との強い押しがあり、そのまま検査入院をすることになった。

まず一番疑わしい腎臓を調べるということで、腎生検という検査をすることとなった。腎生検というのは、背中から針を刺して腎臓の組織の一部を取ってきて、その組織を調べて病気を見つけるというもの。それ自体はそんなに苦にはならないものの、その後が悲惨。
腎臓というのは、言わば血管のかたまり。ちょっとでも穴があけば大出血してしまうのです。そのため、しばらくの間絶対安静が強いられる。要するにまったく動くなということ。寝返りはもちろん、ちょっと足を動かすとか、ひざを曲げるとかもダメ。予想以上に辛いです。
腎生検の様子はこちら
そんな検査も無事終えて、結果は『慢性糸球体腎炎』
ここで初めて自分が病気だと認識した。


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