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昔は、予後良好だと考えられていたが、日本とフランスでのIgA腎症患者の予後20年の研究で、40%前後が末期腎不全になったと報告されて以来、予後良好ではないと見直された。
しかし現在では、扁桃腺摘出とステロイドパルス治療を行うことで、かなり高い確率で完治させることができるようになっている。
完治する割合も、尿異常が出てから早い段階の方が高く、また症状も軽いうちの方が高いことから、とにかく異常が出たら早く治療することで、高い確率で完治させることができる。

これも、なんか難しく書いてありますが、今のところ扁桃腺摘出とステロイドパルス治療が一番有効な治療法だということです。それも、結構効果が絶大で、尿異常が出て2〜3年までくらいなら、8割程度の人が完治するそうです。また、症状も軽い人ほど完治率が高いそうです。
とにかく、なるべく早いうちの治療が有効的です。

そして、尿異常から結構時間が経ってしまっている人でも、あきらめてはいけません。
私も扁桃腺摘出とステロイドパルス治療をすることに決まったときは、すでに尿異常か約10年が経過していましたが、その時点で、完治する確率50%。完治できなくても尿異常の軽減など、なんらかのいい方向へ症状が改善される確率は90%近くになると言われました。
ネットで調べると、尿異常から20年以上経ってからでも完治したという例もあったそうです。
完治が50%というのを、高いと思うか低いと思うかは人それぞれだと思いますが、私は1%でも可能性があるのなら、ぜひ治療した方がいいと思います。

扁桃腺摘出とステロイドパルス治療以外では、今のところ有効な治療法はないそうです。
その場合、病気の進行を遅らせて、少しでも腎臓の機能を長持ちさせるくらいしかできないそうです。そのために食事療法で、蛋白制限・塩分制限をしていくそうです。
蛋白制限・塩分制限は、思っている以上にとても辛く、IgA腎症の発症が多い10代後半から30年代前半の食べ盛りの時には、特に辛い状態になります。
具体的に言うと、蛋白制限は、肉・魚・卵・牛乳が食べれなくなります。この4つが食べれないと、ほんとに食べるものがなくなります。さらに塩分制限をすると、食事全体がうす味になり、まるで食べられません。
私、個人的には、やっぱり扁桃腺摘出とステロイドパルス治療をするべきだと思います。

しかし、どうして腎臓が悪いのに扁桃腺を取るのか?とまったく納得がいかないですね。そこで、先生にズバリ聞いたところ、戦争に例えて、とても分かりやすく説明してくれたので載せておきます。

今、あなたの体の中で戦争が起きています。扁桃腺で『IgA』という兵士が作られ、どんどん腎臓に送り込まれ攻撃を受けています。腎臓には『糸球体』というたくさんの家がありますが、攻撃を受けどんどん潰されています。いつか家も全部攻撃され、腎臓が機能しなくなってしまいます。
そこで扁桃腺摘出をして、まず兵士を作り出す工場をなくします。その後、ステロイドパルスで体中にいる兵士を倒します。

という説明でした。


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