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ステロイドパルス治療ってなに? |
まず最初にステロイドとは、副腎というところにある副腎皮質といわれるところで作られているホルモンです。通常のときでも作られていて、体のストレスに対応してくれるなど、とても大切なホルモンです。
そして、ステロイドパルス治療とは、点滴でステロイドを大量に投与し、これを3日間連続で行います。この3日間で1クール。これをさらに最大3クール行います。最大3回というのは、途中で尿異常がなくなれば終了ということです。
ステロイドパルス治療はIgA腎症の患者にのみ行う治療法ではなく、色々な病気の治療に使われています。
3日間連続で大量に投与といっても、朝病院に行って、1時間くらい点滴をして午後は会社へ。それを3日間続けるだけです。ちょっと会社には迷惑がかかりますが、意外と簡単なものです。病院によっては入院してステロイドパルスをするところもあるようですが、私の場合は通院で済みました。
それよりも大変なのは副作用。ステロイドを大量に投与するため、色々な副作用が出ます。
軽いものでは、頭痛、めまい、発熱、疲労感、関節痛、ムーンフェイス、ニキビ、血圧上昇などなど。
重いものでは、白内障、糖尿病、うつ病などなど。
この副作用が大変です。
私の場合は、初日に頭痛、発熱、疲労感、関節痛(足だけ)、そして脈拍が1日中ものすごく速くなっていました。とにかく体がだるく、仕事は半日だけだったのにものすごく辛かったです。一番辛かったのはこの初日でした。
そして2日目は、引き続き脈拍が速く、体がだるい状態でした。ただ初日よりは少し楽でした。
そして3日目も、引き続き脈拍が速く、体がだるい状態。これも初日、2日目に比べ段々楽になっていきました。そしてこの3日目から背中全体、肩、胸に大量に湿疹ができて、すごくかゆくなりました。先生に確認したところ、
「ニキビのようなものでステロイドの副作用なので、しばらくしたら治ります。清潔にしておいてください。」
とのことでした。
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